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🥋 日本の伝統医療「柔道整復術」
日本の柔道整復術は、古代の柔術に伝わる「活法(かっぽう)」(人を生かす術)を起源とする伝統医療です。一般に「ほねつぎ」や「接骨師」とも呼ばれ、柔道整復師という国家資格を持つ専門家が行う施術です。
その最大の特徴は、**手術や投薬を用いない「非観血的療法」**である点です。骨折、脱臼、捻挫(ねんざ)、打撲、挫傷(ざしょう、肉ばなれ)といった急性期の外傷に対して、手技による治療を行います。
具体的な施術法には、ずれた骨や関節を元の位置に戻す**「整復法」、患部を固定する「固定法」、そして機能回復を促すためのマッサージや運動療法、物理療法を含む「後療法」**があります。
柔道整復師は、人間が持つ自然治癒力を最大限に引き出すことを目的とし、患者さんの身体への負担が少ない治療を主体とします。骨折や脱臼の応急処置は単独で行うことができますが、継続的な施術には医師の同意が必要です。
主に接骨院(整骨院)や整形外科のリハビリテーション室などで活躍しており、近年ではスポーツ分野でのコンディショニングやリハビリテーション、高齢者の健康増進にもその専門性が生かされています。柔道整復術は、日本の医療制度の中で公的に認められた、外傷治療に特化した重要な役割を担っています。